1月6日付け産経新聞に記載された曽野綾子さんの記事「透明な歳月の光・・・高齢者も応分の務めあり」はこれからの高齢化社会を鋭く分析しており高齢者への心構えを訴えていたが、筆者も全くその通りではないかと思いここで敢えて紹介させていただきます。要約すると以下のようになります。
長寿と人手不足
*現代の大きな社会問題は、人がなかなか死ねないこと
*行政も解決できない本当の問題は、老人ホーム不足ではなく介護人不足
1億総活躍社会と倒れた時の一人暮らしの排泄処理
*一人暮らしで寝たきりになると本当に困るのは排泄介護で、それができるのは親友でもなく家族の務めになる
*高齢者も健康な限りは応分の務めがあり、セカンドライフはのんびりといかなくなりつつある時代となってきている
確かにシニアが急激に増加している今日この頃では「高高介護」が前提になるのは明らかであり、セカンドライフでは自分の人生を楽しむだけではなく、健康なうちは応分の務めも果たすことが今後はますます求められてくる。確かにボランティアをやるひとは多いといっても「本当に介護する人」は少なく、結局は特別養護施設か家族で面倒をみるのが現実で人手不足は目に見えてきますね! ホーム画面のタイトルの写真はCCクラブ宮古島研修ツアーで訪問した老人ホーム「松風園」(関連記事)です。ここでは南国の青い空の下で時間がゆったりながれ、車椅子の老人たちものんびりしているように見えましたが、首都圏の施設では? < Luckypig >
2016.01.11